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更新日 2015-08-06 | 作成日 2007-09-15

Stories of The Rain

夢見るころを過ぎても

第三十七章 健康が第一じゃけん

written by Akio Hosokai

topimg_large.jpg「ガガガドドドピードカンドカンブーブー」…棺桶のように狭い空間はロボットどうしの宇宙戦争のような大音響を出し続けていた。初めてのMRI。すげえもんだ。その前日に、会社で激しい目眩いと吐き気がしてまっすぐに歩けなかったので、救急車騒ぎの末にタクシーで早退した。みんなが「脳だ、脳だ」というので、こうして脳外科にきた。結果は、けっこう大きな脳梗塞の跡はあるが進行性のリスクは見つからないので経過観察…という診断だった。脳はNOだったが、いづれにしても、爆弾を抱えてしまったことに変わりはない。命に係わる爆弾ならまだしも、半身不随とかの爆弾だったら困るな…

そこで珍しく神妙に、これからの生き方について考えてみた。とりあえず目標は70歳まで生きること。なぜなら、女房や友達とオリンピックを生で見たいから。うう、楽しみじゃ。
65歳の誕生日までは仕事を続ける予定だが、ま、それは別として…

それでは、皆さま、ご唱和ください。
一つ、生活の信条。 常に女房殿への感謝を忘れずに、私生活では摂生を重んじます。   一つ、趣味の信条。 The RainでROCKを続けられるよう、日々精進を欠かしません。
一つ、生産の信条。 文筆活動を通じて、世間との接点を持てるよう、努力いたします。

この信条を遵守するためには、やはり健康でいることが大前提。で、バンドのHPなので、バンドのメンバーの健康に言及してみよう。個人情報を漏洩してやるぜ。

まず屋代雅邦。飲める酒もあまり飲まず煙草もやらず、食べること一筋。運動もしている。腹が出ていることを除けば健康の見本のような男。100歳まで生きることが目標だとさ。
次、荒木章安。ドラムなので運動はしている。仕事が大好きなので飲む機会も多く、最近まで煙草もやっていたので、体を壊さなければいいが…と内心、俺は心配しているんだぜ。
次、和田善郎。仕事を辞めてから心臓がバクバクするそうだ。いわゆる不整脈。スタジオで練習中にもカロリーメイトで栄養補給。ちょっと心配な存在だ。がんばれがんばれ。
次、塚田哲男。我々より9歳も若いのだが、太りやすい体質なので要注意。しかし、頭のよい男なので、今までもいろいろな身体の不具合を努力で解決してきた。心配ないだろう。
次、細貝明夫。酒と煙草は19歳から休みなく続け、そして運動はしない。その上、好きでもない仕事を続けている。まっ、総合評価ではビリッケツだろうな、間違いなく。

The Rainも健康優良児とは言い難い。また俺が脳梗塞にでもなったら、今度こそROCKはできなくなるだろう。何をやるにしても健康が第一じゃけん。そういうことが、本当に現実味を帯びてきた今日この頃であります。皆さまも、くれぐれも、ご自愛くださいませ。