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更新日 2015-08-06 | 作成日 2007-09-15

Stories of The Rain

夢見るころを過ぎても

第二十八章 女好き

written by Akio Hosokai

bind_free130_2.png例年だと誰も唄わず、撮ってきた録音を聴いているのだが、この年は違った。30分前まで大声でシャウトしていたのに、バンドの何人かは、まだ飽きずに唄っている。なんと元気なんだろう。というより、なんとゲンキンなんだろう。
「あなたがほしい」→「あやまち」→「つぐない」…なんだか、妙に、ストーリーがつながる。ドア近くの若い女性が唄った3曲の歌詞の一部。いやいや、まんずまんず、色っぽい。
そう、LIVEの後のカラオケ、女性が数人混ざっていたのでした。これだけでThe Rainは、行動が著しく変化します。女性がいると、寝たふりなんか、していられません。

しかし世の中、男と女がいて、ほんとによかった。もし男だけだったら、俺、気が狂っていただろう。幾つになっても異性に関心があるのは、いいことだ。頭髪のある男もない男も、みんな仲良く、女性を愛しましょう。しか~し、明日1月31日は、「愛妻の日」だと。

ということで、年末LIVEも終わり、銀座アドリアでの新年会も終了。2013年はどういうLIVEにするのか…も、だいたい決めた。

まず、気楽にやろう!ということ。もう、客集めに奔走することはやらない。我々の音を聴きたい人だけに楽しんでもらえばいいじゃねえか。その準備過程も含めて、我々自身にとっても楽しくなければ、LIVEをやる意味なんか、ない。
ただし、音づくりには精魂をつぎ込む。カバー曲の音質に近づける目的でエフェクターを買い込んでも結局、自分の耳に親しんだ音質に戻っている。ギターもベースも。こういうマスターベーションというかガンコジジイでは、これはダメだ。

次に、出演バンドを増やす。細貝の小学校時代からの友人がバンドを結成した。東京大学を出て東ドイツ勤務時代にバンドをやって、現地の新聞に載った変な男。独特な唄い方で、特にBeatlesは万能。奴でなくてもよいが、「ROCKの輪を広げる」という目的もあるので、今年は1バンド、増やしたい。その分、我々の演奏する曲数は減少する。その方が、1曲づつ、心と時間をこめて準備できるから、いいかも知らんな。

もうひとつ。ステージのオーラスに、出演バンド全員で唄う曲を設けることにした。もちろん、お客さんにも唄ってもらう。会場全体が混声合唱団だ。初回は、ありきたりだが、「We Are The World」 にするつもりだぜ。

さて、齢のせいか、この冬は寒く感じます。東京にも積雪があり、インフルエンザもノロウィルスも流行っています。皆さま、どうか、くれぐれも、御自愛ください。な~んてね。